【必見!】体操指導歴10年以上のプロが教える!安全な前転・後転のやり方・教え方!! 子どもの体操・体育 X Facebook LINE コピー 2024.05.242024.09.09 体操指導歴10年以上のプロが教える運動の基本、前転・後転を教えます! 目次 なぜ、まえまわり・うしろまわりの習得が必要なのか??まえまわり・うしろまわりを覚えようまえまわり(前転)についてうしろまわり(後転)について応用編)かんたんにできるようになってきたらまとめ なぜ、まえまわり・うしろまわりの習得が必要なのか?? まえまわり(前転)やうしろまわり(後転)は運動を始めるにあたって「起き上がる」、「歩く」の次くらいに大切な動きとなります。三半規管の成長を促すのと同時に、転倒時の受け身としてケガの予防にもつながります。また、どんなスポーツでも動かし方のすべてに、この動きに入っているといっても過言ではありません。例えば、水泳のクイックターン、柔道などの格闘技の受け身、バレーボールの回転レシーブなど、どんなスポーツにも必要な動きとなります。幼少期での習得が、一番タイミング的に良いので、このページで基本動作を学んでいきましょう。 まえまわり・うしろまわりを覚えよう まえまわり(前転)やうしろまわり(後転)はマット運動の中でも基本的な動作の一つです。誰でも簡単にできる動作ですが、覚える段階でしっかりと練習することで、今後、さまざまな技の習得の近道となります。注意事項ですが、誰でも簡単にできると思い、無理やり回転をすると、首を痛めたり、頭や背中を打つ恐れもあります。簡単な動作ではありますが、しっかりと学習した上で練習しましょう。ちなみに器械体操選手でもアップや基礎トレーニングでまえまわりやうしろまわりは実施します。それぐらいとても大切な動作です。 まえまわり(前転)について まえまわり(前転)を習得することで、開脚前転、伸脚前転、前方宙返りなどさまざまな技に繋がります。さらに水泳ではクイックターンや鉄棒では前回り、空中前回りなど、マット運動だけではなく、すべての運動の基本となります。また、転倒時の受け身として、前転は自らの体を守るために自然とできるようになると、怪我の予防にもつながります。サッカーなどのコンタクトスポーツの練習の中には転んだあとの前転(受け身)の練習もあります。ポイントを抑えて習得を目指してください。 <まえまわり(前転)のポイント> 目線:おなかを見る手の位置:つま先の前頭の後ろ→背中→おしり→最後は体育座りの姿勢で終了しゃがんだ状態からはやらずにおしりを上げた状態から動作にはいるようにしましょう。線を作り、落ちないよう真っ直ぐできるように練習しましょう。注意:あごが上がった状態で動作に入ると、おでこから床についてしまい、首の捻挫や骨折に繋がります。必ず、目線をお腹にし、あごをひいた状態で回転しましょう。 うしろまわり(後転)について うしろまわり(後転)を習得することで、開脚後転、伸脚後転、抱え込み後ろ宙返り(バク宙)などさまざまな技に繋がります。さらに鉄棒では、逆上がりや空中逆上がりなどにもつながります。また、後転は後ろに倒れる時の受け身にも繋がります。押されて倒れる時に力を受け流すことができるのが後転です。倒れる時に無理に力を受け止めてしまうと、腰や首、背中を痛めてしまう可能性がありますが、後転をすることで回避できます。ポイントを抑えて習得を目指してください。 <うしろまわり(後転)のポイント> 目線:おなかを見る。 手の向き:開始時は手のひらを天井に向けておく。動作時は床に着手するようにする。手の甲が着手するようなら途中で止めましょう。(骨折する可能性があります) うしろまわりはいきなりやらせるとほとんどの子ができません。最初は坂道を作ってあげて転がる感覚を養ってあげてください。家では布団の下に枕をいれて枕の上からやるなどしてあげると良いと思います。 応用編)かんたんにできるようになってきたら 前転も後転も簡単にできるようになると、子どもたちはクルクルといろんなところでまわったりもします。逆にいうとやりすぎて飽きてしまうこともありえます。少し、慣れてきたら下記の様な応用編をチャレンジしてみても良いです。【前転の応用編】連続して3回の前転手を使わないで前転開脚前転、伸膝前転、倒立前転(かなり高難度)【後転の応用編】連続して3回の後転開脚後転、伸膝後転、後転倒立(かなり高難度)あとは技を組み合わせてやってみるだけでも楽しさは増えます。いろいろとチャレンジしてみてください。 まとめ 前転・後転と練習方法ややり方を紹介しました。かんたんな動作ではありますが、怪我のないように楽しみながら練習しましょう。また、体が大きくなるにつれて身長も伸び、体重も重くなります。自分の体のサイズを確認する動作としても十分使えますし、久しぶりに運動する、リハビリをする方へもおすすめです。消費するカロリーも相当大きいと思います。運動をする子どもから大人にとって大切な動作ですので、遊び感覚で習得またはチャレンジしていきましょう!!
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