【必見!】運動指導歴10年以上のプロが伝える!子どもたちの指導する上で大切なこと

スポーツ・トレーニング

子どもの指導・教育に関わる方はぜひしっていてほしい内容です。

これから子どもの指導・教育に携わるかたへ

子どもたちのために指導員を目指して、指導方法を学び始めた方もいるかと思います。私も18歳の頃に体操教室で指導員デビューをしました。

はじめは子ども相手なのにすごく緊張し、声も出せませんでした。保護者の皆様からも「あの若いのが指導員?大丈夫なの?」と思われていたと思います。

どうすれば、子どもたちをまとめることができるようになるのか、楽しみながら体操の習得につなげられるか・・・学校では学べないことを現場で実際に学び、上手な指導員のアシスタントに入ったり、休日は他のスポーツクラブへ見学しにいくなど、試行錯誤を繰り返しました。

今では、保護者からの信頼得ることができ、良い環境で体操指導ができています。指導に始めたばかり、自信がない人も安心してください!!私でもそれなりにできるようになりました。

そんな子どもの運動指導10年以上携わってきた私が、どうしても子どもたちに接する前に知ってほしい、大切にしてほしいことを紹介します。

前提:子どもたちを子ども扱いしない!!

子どもたちは年齢では確かに子どもです。

一人の人間として一人一人に感性があり、悩んだり考えたりします。

一人一人にしっかりと向き合い、子どもではなく一人の人として接することで、子どもたちの成長につながります。

下記のような指導をし始めたら、大変危険です。

・言われたことだけやらせる。

・子どもたちの考えを理解しない。

・接し方が子ども言葉が多い。

・とにかく叱って指導する。

・あの子はだめだと決めつける。

など・・・

大人が考えている以上に、子どもたちはすごく考えて行動しています。一人の人としてちゃんと尊重しながら接することで信頼関係が生まれていきます。

その信頼関係があることで良い指導が生まれることは、事実です。

 

指導する上で大切な3つのポイント

指導する上で大切な3つのポイントがあります。

① 見てもらうこと

② 聞いてもらうこと

③ 子どもたち自身、自分で気づいてもらうこと。

指導するときの大きな流れは、実技のお手本を見せ、練習内容の説明(なぜこれをやるのか?注意事項など)し、実際に練習(実技)に移ります。

この中で、お手本をしっかり見てもらえるようにな環境作りをすることです。

・きれいでわかりやすい実技

・実技が見やすい位置でお手本を披露 など

次に練習の内容を聞いてもらいましょう。

・動作の細かい説明

・怪我予防のための注意喚起

・理解しやすいワード(擬音など)を使用し説明 など

最後に練習(実技)を行います。

実技を行う中でなぜ自分ができなかったのか?など指導員が、すぐ指摘をせずに、考えさせて、自ら気づかせることが重要です。③の気づかせることができる指導員は意外に少ないです。

ちなみに、体を使わせることも必要ですが、それ以上に頭も使わせることで運動神経が発達します。

子どもの声かけには十分注意しよう

指導員が、指導するときに、子どもに声をかけると思います。

「よくできたね」「ここを直そう」などの声かけは、それぞれあるかと思います。

ここで、知ってほしいのは、子どもの声かけの言葉選びで、子どもの成長が大きく変わります。

叱って指導する人、無言になる人、とにかく褒めまくる人とそれぞれありますが、私の経験上、声かけは、その子に合わせて話すことはもちろんですが、基本は下記の流れで声かけします。

①必ずどこかほめる。

②次はここをこうしよう指摘箇所をいう。

③指摘箇所が改善されたらすごく褒める。 

例でいうと、逆上がりでは、肘はすごくよく曲がってる!次は足を高く上げてみよう!・・・できたらよくできました!など当たり前のようなことですが、指摘箇所をすぐに指摘するのではなく、良い点と悪い点はどこなのかを気づかせてあげることが大切です。

おすすめとして、褒める時はハイタッチなどしてあげるとモチベーションがすごくあがります!!

 

叱るときはどんなとき??

私が子どもたちを叱るときは、

・危ないこと(ケガをする)を故意にした場合

・まわりの友達の邪魔をするとき

これだけです。

叱るときは、なぜ叱っているのかを明確に説明します。明確にせず、ただ闇雲に叱っていては意味はありません。

例えば、危ないことは、指導前に『これはケガをするからやらないように』などの約束し、約束を守らなかったから叱られた。と理由を理解させることが大切です。

また、友達の邪魔をする場合、ケガのリスク上昇や成長の妨げになります。その場合、最初は邪魔してはいけないと注意し、それでも聞かない場合は叱るという流れになります。

声量ですが、いきなり怒号のような叱り方は適切ではありません。大人の怒号は子どもたちにとってはトラウマになりかねません。

大きな声を出すことよりも、ハキハキと普段と違う声の出し方で注意するとよいでしょう。

 

また「なぜ言われたことができないんだ?これぐらいできない?」などの実技ができなかった・失敗などの理由で叱ったり、怒ったりしてはいけません。

できない、失敗したは単純に練習方法の見直しや補助方法など指導員の力不足と考えてもよいかと思います。

 

まとめ

指導をする上で重要なことを上記で紹介しました。これは体操指導のみならず、どんなスポーツでも共通する内容です。

技術的なことも大切ですが、子どもたちとの適切な距離感、コミュニケーションが本当に重要です。子どもにかけた言葉はその子の将来を変える要因にもなる可能性があります。真剣に言葉を選び、接することで、すばらしい指導に繋がると思います。

また、悩んだときは、生徒がなにを求めているのか?相手の立場も理解することで解決する場合もあります。完全な正解はありません。それが指導の楽しさです。子どもたちの成長と一緒に指導員として自らも成長しつつ、楽しみながらがんばっていきましょう。

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