【必見!】運動指導歴10年以上のプロが教える!子どもに必要なトレーニング

子どもの体操・体育

子どもに最適なトレーニングを紹介します!!

子どもの運動能力を上げるには!!

子どもの運動能力は、やればやるだけ成長します。しかし、子どもには子どものトレーニングがあり、大人と同じようなトレーニングをしても効果はあまり期待できません。

逆に、運動嫌いになってしまったり、怪我をしたりなど、成長の妨げに繋がってしまうこともあります。子どもの運動能力を向上させるには「楽しい運動」「継続できる運動」「全身を使える運動」をする必要があります。

そこで、今回は運動指導歴10年以上の私が「コンディショングトレーニング」というトレーニングを紹介します。

コンディショニングトレーニングとは

「コンディショニングトトレーニング」は1960年代にドイツで考案された運動向上プログラムです。

単調なトレーニングとが違い、全身運動であることはもちろんのこと、運動をしながら頭もつかいます。コンディショングトレーニングを行うことにより、自分の力や自分の体を上手にコントロールすることができるようになり、また、頭で考えながら運動するため、集中力や思考力、記憶力、想像力なども養うことができるようになります。

さまざまなスポーツ競技につながる大切なトレーニングです。また、遊び感覚でできるトレーニングといわれており、子どものように飽きっぽい時期には最適なトレーニングです。

コンディショニングトレーニングの効果

コンディショニングは、ジムで行うウェイトトレーニングのように筋トレ後、筋肉がパンプアップし、パンパンになるなど短期的な効果はありません。

しかし、長期的に積立ながらトレーニングを行うことで下記のような総合的な効果を得ることができます。

・反射神経

・全身の調整力(バランス力)

・思考能力や集中力(ゾーン状態に入りやすい)

・ケガ予防やパフォーマンス能力の向上

また、子どもの時期はゴールデンエイジ期と言われる成長期が存在します。その成長期に、コンディショングトレーニングをすることで、通常よりも大幅に効果を得ることができます。

近年では、大人になってからもコンディショニングトレーニングを取り入れる方も増えてきており、さまざまなプロのスポーツ選手も実施しています。

ケガのリスクも少なく、体をコントロールする能力を鍛えるのには一番有効的なトレーニングだからです。ウェイトトレーニングでは得られない効果ということも理由の一つです。

いつ頃効果がでてくるのか??

ゴールデンエイジについてまとめました。

一番効果が出やすい時期は、ゴールデンエイジ期といわれる成長期の時期です。具体的にいうと、男女ともに7歳から12歳の間に1番成長し、次に女の子は14歳から16歳、男の子は15歳から18歳の時期に2番目に成長します。1番と2番では大きな差はあまりありません。※個別差はあります。

コンディショニングトレーニング導入するおすすめの時期は5歳から取り入れてあげると一番良いと思います。また、いきなり効果が表れるトレーニングではないため、焦らずに効果をまちましょう!ある日いきなり、足が速くなっていた、反応速度が良くなったなど、まわりが気づく瞬間があります。

 

コンディショングトレーニングのやり方・種目

コンディショングトレーニングは、遊び感覚でできるものが多いです。一番大切なことが「楽しみながら頭を使い全身運動をする」ことです。代表的なものは下記のような種目があります。
 
  • 足でじゃんけん
  • 棒ジャンプ(細い棒の上でジャンプ)
  • 歩きながらクロスタッチ
  • 鬼ごっこ
  • 手たたきボールキャッチ
  • 棒を倒さないでキャッチ
  • お手玉
などなど・・・
ボール等を使う時は投げ方や取り方をいろいろ変えたりするとより効果的です。
実は、昔の子どもたちが遊んでいた遊びのほとんどがコンディショングトレーニングです。また、友達や親など複数人と行うことで、チームで動くこと、コミュニケーション能力も上がります。
 

まとめ

コンディショングトレーニングを取り入れることで、さまざまな運動へのパフォーマンスが向上します。やってきた子、やってきていない子の差は大きく、歴然の差が出ることも研究されております。

私自身の指導経験の話をすると、ジュニアのトランポリン選手10名を3年間担当する機会を頂きました。はじめに担当した時に、トランポリンを蹴れていない、ふらふらする、イメージ通りに体を動かすことができない子がほとんどでした。そこで私はトランポリンの練習がせずに「しっぽ取り」や「雑巾がけリレー」など遊び感覚でできるコンディショングトレーニングを導入しました。

保護者からは、「技術的な指導をお願いします。」とクレームをたくさん頂きました。しかし、「1年はまっててください」と毎回説明をして、コンディショングトレーニングを続けました。

1年後、体の動かし方がよくなり、頭で理解して、体を動かすという能力が飛躍的に成長できました。そこからすごいスピードで技術を習得することができ、なんとか結果につなげることができました。※東京のトランポリン大会で優勝するような子もでました。

このようにコンディショングトレーニングは、子どもたちにとって運動能力を高めることができる最適なトレーニングです。可能であれば、生活の遊びの中にコンディショニングトレーニングを導入してみてはいかがでしょうか???

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